2008年2月27日 (水)

西行の仮名

Img_3057優の今日の一枚

優さんが東京に行ったついでに、出光美術館に行ってきました。

「西行の仮名展」をやっていました。

平安時代末期の漂泊の歌僧です。

「願わくば 花のもとにて 春死なん そのきさらぎの 望月のころ」

毎年作る御勅題の茶碗に栞を入れていますが、

「仮名展はうちの謡曲の栞みたいだった、西行仮名を意識して今まで作ってきたわけではなかったけど間違ってはいなかったと思った。偶然入ったけどいいものを見せてもらったよ」と言っていました。

東京駅でおみやげを買ってきました。

「東京バナナ」と「ビアッジョ」というプチケーキでした。

娘「どうしてバスサーチの焼き菓子を買ってきたの?」

優さん「うちは家族6人だから、何か6個入りのがないかなーとさがしていたら目に留まったから買って来た」

製造場所を見たら、名古屋の隣の蟹江でした。

銀座のお菓子を蟹江で作っていました。

「名古屋で作ったお菓子を、わざわざ東京まで行って買ってきたんだねえ」とイタリア風お菓子を有難くいただきました。

 

| | コメント (0)

2008年2月16日 (土)

桑下城跡の和鏡

Img_3010優の今日の一枚

車の運転中、ラジオを聴いていたら瀬戸のことを言っていました。

先日、新聞にも載っていましたが、桑下城跡から室町時代の和鏡が出土したので本日現地説明会があったと報じていました。

他にも陶器や木製品も出土したと言っていました。

毎日見ている鏡ですが、室町時代のピカピカの鏡とやらを見てみたいと思いました。

今日は日差しがあったので、優さんが仕事の合間に畑を少しやっていました。

イチゴを移動させたり、マメの苗を植えていたようです。

ブロッコリーを採りにいったついでに、フキノトウを見てきました。

赤い芽がだいぶニョキニョキ顔を出していました。

寒くても土の中の植物は強いです。

| | コメント (0)

2007年12月25日 (火)

歌御会始の御題

Img_2678 優の今日の一枚

ニュースで「歌御会始」のことを言っていました。

入選歌が決まったそうです。

発表は来年1月に皇居宮殿「松の間で行われます。

優さんが御題にちなんだ茶碗を作っていますので、毎年歌御会始が行われる日にちを気にしています。

来年のお題は「火」でしたが、再来年のお題は何になるのでしょう。

歌御会始は鎌倉時代中期から始まった歴史ある行事です。

来年は源氏物語が発表されてから1000年だそうです。

「源氏物語」にもたくさんの短歌がありますが、男性の歌も女性の歌も紫式部一人で作ったなんて紫式部はすごい人だったんだと思います。

今日お客様と話していたら、「この前、指宿温泉に行ってきてねえ、あそこは砂風呂があって良かったよ」と言われるので、

「指宿温泉てどこでしたっけ?」と言うと、

「指宿温泉は鹿児島だよ。来年の大河の出発地だよ」と言われました。

「あ~そうでしたね、島津藩でしたね」というとこから、幕末の話になりました。

今日優さんが外で作業をしていた時のことです。

続きを読む "歌御会始の御題"

| | コメント (0)

2007年11月22日 (木)

ウィーンフィルと尺八藤原道山

Img_2453 優の今日の一枚

昨日はコンサートに行ってきました。

寒い夜になったので出掛けたくないと思いましたが、行ったら(聴きに来てよかったね)といつも思います。

席は3階席で、全体が見渡せる場所でした。

フィルの演奏の途中、ほんの少し間がありました。

まだ先があったのに、誰かがその曲の演奏が終わったと思ってパチパチと拍手をし始め数人の拍手が鳴りました。

フィルの方達は一瞬ヒョトンとしつつも、すぐにもといして普通に演奏が進んでいきました。

ナマだとこういうこともあるのだなあと思いました。

尺八は繊細で深みがあって幅が広く、こんな演奏も出来るのだと知りました。

尺八というと虚無僧さんを思い出します。

子供だったころ、時々虚無僧の方が托鉢にうちへ寄られていました。

着物に編み笠をしていて、かもしだす雰囲気が怖くていつも隠れていました。

昨日の尺八の藤原道山さんは洋装も和装も颯爽とかっこよかったです。

尺八の演奏は水墨画を思わせます。

ウィンフィルの皆さんの演奏は楽器同士がお話しているようで、楽しそうでした。

演奏する人の動きがよかったです。

家でCDを聴いているだけでは見えませんから。

ナマの良さを見せていただいた気がします。

私よりも隣の優さんの方がもっと乗って聴いていたので、私はそれだけでも来てよかったと思いました。

「ひらめきをもらったなあ」と言っていました。

(寒いから行くの止めた)と思えばそれまでなんだけど。

しかし、今日はなんだか風邪気味です。

| | コメント (0)

2007年11月21日 (水)

ウィーンフィルと藤原道山

Img_2447優の今日の一枚

今日は寒い日になりました。

床に座って作業していますと、下から見上げると外の景色が空の上の方までよく見えます。

窓の外に格子があるので、刑務所の中にいるようです。

風が吹いて雑草がゆらゆらしていました。

綿毛のようなものがふらふら飛んでいきます。

Img_2446 昼間は暖かい陽が差した時間もあったのに、夕方になったら細かいミゾレみたいなのが降ってきました。

Img_2451 今日は券をいただいたので愛知県芸術劇場にコンサートを聴きに行ってきます。

「ウィーンフィルメンバーアンサンブルと藤原道山」で尺八との和洋コラボレーションです。

外はとても寒いですが、気持ちは暖かくなりますね。

| | コメント (0)

2007年11月11日 (日)

愛知県民茶会

Img_2397優の今日の一枚

今日は「愛知県民茶会」に岡崎まで行ってきました。

呈茶券には葵のご紋が印刷してありました。

Img_2396 一週間ほど前だったでしょうか。

お客様が券を持って来られて「岡崎まではちょっと遠くて行けないので、代わりに行きませんか」と券をいただきました。

Img_2393 席主をなさる先生を知っていたので行くことにしました。

岡崎中央総合公園の体育館アリーナと武道館アリーナで行われていました。

三河部の県民茶会は初めて行きましたが、尾張部と比べると煎茶の茶席が多いと感じました。

表千家の知り合いの先生のところで2服もいただいたので、他のところで飲むことが出来なくなってしまいました。

瀬戸から、248を通って豊田を過ぎて岡崎へ行きました。

岡崎は瀬戸とはなんか違うなあ、どこがどう違うのか説明するのは難しいのだけれど?

| | コメント (0)

2007年11月10日 (土)

ノリタケギャラリー

Img_2390優の今日の一枚

今日は栄の「ノリタケギャラリー」に行ってきました。

絵の展覧会の案内をいただいたので見に行きました。

展覧会は盛況で、たくさんの方が見に来ておられました。

「午前中はもっと混んでいましたよ」とお聞きして驚きました。

「でもね、人が行列して、2時間待ちですよなんて言ってみたいね」と冗談を言われました。

「絵は何点あるのですか」と尋ねると、

「古希の記念の個展ですから、70点にしました」とおっしゃいました。

「じゃあ、77歳の時は77点になるのですね」と笑いました。

ノリタケのお店とギャラリーとは中でつながっていますが、展覧会の絵がシャトーや石の家並のヨーロッパ調なので、お店とギャラリーが一体となって関連してみえていいなあと思いました。

行ったことのないヨーロッパの話などをうかがい、しばし時を忘れました。

さて帰り道、「欲しいものがあるので大須に寄ろうか」と言っていたのに道を間違えて結局大須に寄る事は叶わず、荒木集成館に立ち寄って帰りました。

| | コメント (0)

2007年10月25日 (木)

伊奴神社の雅楽演奏

Img_2291優の今日の一枚

10月15日から1週間放映されたスターキャットケーブルテレビの収録ビデオが送られてきました。

短い時間ですが、荒木集成館での「伊藤優穴窯作陶展」の模様が詳しく紹介されていました。

30分の内容の中には「名古屋祭り」や西区比良の「山車祭り」や西区稲生町の伊奴神社の例大祭で雅楽演奏が収録されていました。

比良の「からくり」を乗せた山車、いいなあと思いました。

優さんは以前、日進市の岩崎御嶽山によくおまいりに行っていて、数年間神事を皆さんと行っていたことがありました。

そこでやはり地域の方たちが雅楽演奏をなさっていました。

岩崎と同じだなあと思いました。

雅楽の演奏というと、笙、ひちりき、りゅうてきを思いますが、「ピ~ピ~」という音を聞いただけでみやびな世界にいざなわれます。

作陶展と雅楽の演奏と同じ時間帯に放送していただいて、これも何かのご縁かなあと感じました。

| | コメント (0)

2007年10月 8日 (月)

秋野文琳

Img_2157 今日の一枚

工房の近所に金木犀の木があります。

外に出るととプーンといい匂いが漂ってきます。

今年も又季節が巡ってきたと思いました。

朝刊に「秋野文琳」という名物茶入が載っていました。

「秋野」ってどんな意味なのか調べてみました。

(秋の野のものさびしい景色を偲ばせる)と書いてありました。

文琳とは、

「中国唐の第三代皇帝高宗の時、李謹というものが見事なりんごを帝に献じたところ、帝は喜んで李謹を文琳郎の官に任命したという故事によってりんごを文琳という」と書いてありました。

こういう仕事に関わっていなかったなら、多分通り過ぎてゆくであろう新聞の記事に興味を持ちました。

「肩衝茶入」はよく目にしますが、文琳茶入もたくさんの銘のものがあることを知り、少し勉強になりました。

茶入れの見所、口、肩、胴、腰、糸切。

奥が深いです。

| | コメント (0)

2007年9月21日 (金)

チェコフィルハーモニー八重奏団

Img_2113 今日の一枚

昨日、愛知県芸術劇場コンサートホールに、「チェコフィルハーモニー八重奏団ウィズ高木綾子」を聴きに行きました。

席はどこだろうと見ると、2階のLとなっています。

Lとはレフト、左の奥でした。

ということは、演奏の後ろ。

演奏は8人が輪になるので、4人の後姿と4人の前姿が見られます。

そして紅一点のフルート奏者がおられます。

演奏はドボルザークの曲が多く、楽しめました。

最初はトロトロ寝ていたような人たちも、後半日本の「ふるさと」「さくらさくら」「浜辺の歌」「荒城の月」になったら、身体と首を振ってのっていました。

最後のアンコールは「新世界」でした。

皆さん、身を乗り出して拍手していました。

音楽ってすごいなあ。

席が演奏者のすぐ後ろだったので、いつもとは違った視点で見ることができました。

半円のように対座しての演奏は、よくマンガや映画で見たことがあるような動物の演奏会のようだと思いました。

演奏する人たちも、太った人、ノッポさん、小柄な人と色々なので、よけいにそう思えてしまいました。

楽しいひとときを過ごせました。

| | コメント (0)

2007年7月15日 (日)

サマーコンサート

Img_1742_1 今日の一枚

先週優さんが出演した「がもん倶楽部」を今日も聴きました。

平常はどんなかなと興味があったからです。

もちろん違う人が出演していましたが、先週一生懸命耳を傾けた時ほど一生懸命聴けませんでした。

「聴きたい」という気持ちの問題ですね。

台風一過のさわやかな暑い日になりました。

今日はコンサートを聴きに行きます。

電気文化会館での「「サマーコンサート」です。

お昼前後に東海地方に台風が来ると言われていたので心配していましたが、こんな晴天になって良かったです。

| | コメント (0)

2007年3月14日 (水)

イナックスミュージアム

Img_1242今日の一枚

今日は誘われて「イナックスミュージアム」に行ってきました。

「常滑に行ってくるといいですよ」と皆さんに言われていましたが、行ったのは初めてでした。

昔、やきもの好きなお客様から常滑で買ってきたという「エブタ」をいただいたことがあります。

Img_1235 その方は、渋いやきものが好きな方でした。

50センチ四方の分厚いやきものの板でしたが、

「これはいいものを見つけたよ、ひとつあげますよ」と言ってくださいました。

何度も窯で焼かれたその板はとてもいい色をかもしています。

(常滑に一度行ってみたいなあ)と思っていましたが行けました。

やきもの散歩道を歩いてきました。

陶磁器会館で会った方たちも、やきもの散歩道の帰りの方たちでした。

何かを買った袋を提げてみえたので

「あの、何かやきもののお土産買ってこられたのですか」と聞くと、

「いえ、やきものではありません。手作りのスリッパとパンを買ってきました」と言われたので、聞いた一同爆笑でした。

やきものの町に来たのだからやきものを買うというのは、常識ではないようです。

Img_1240 慣れない外出で少し疲れました。

でも、土のこと、タイルのこと、勉強になった一日でした。

車の窓から海が見えました。

海を見たのも久しぶりでした。

| | コメント (0)

2007年1月15日 (月)

歌会始

Img_1011_1 今日の一枚

優さんが「畑にほおっておくと凍ててしまうといかん」と言って久しぶりに大根を抜いてきました。

めちゃめちゃ大きくなっているのに驚きました。

うちでも出来るのだから農家は豊作のはずだと思いました。

今日は皇居で歌会始がありました。

昼前、NHKテレビでやっていました。

来年の御題は「火」と発表されました。

「今年は穴窯を焼く予定なので、ちょうど御題と合うね」と話しました。

毎年、御題に因んで茶碗を作っていますが、御題にまつわる思い出はたくさんあります。

一番最初に作った御題茶碗は「島」の時でした。

その前の年の御題が「橋」で、その前の年のお題は「音」でした。

その時はまだ作っていませんでした。

毎年違う趣向の茶碗を作り続けていますが、題名を言うと、その年に作った形や模様が浮かんできます。

頭の中の思い出アルバムがたくさんあります。

短歌を作るのはとても高級なたしなみで素敵です。

お客様の中には、歌会始に応募して見事入選された方がいらして、その時の感激されたお話を聞いたことがありました。

以来ずっと応募していると言っておられました。

今年もいい感じのお茶碗ができるといいなと思っています。

| | コメント (0)

2007年1月 3日 (水)

とうめい新聞

Img_0949_1 今日の一枚

暮れの27日の「とうめい新聞」に優さんの干支の紹介が載りました。

ローカルな地元の新聞なので誰も見ていないのかなあと思っていました。

今日、スーパーで近所の友達に会いました。

Img_0953 そうしましたらお正月の挨拶もそこそこに、

友達「年末の新聞に旦那さんのことが載っていたねえ、うちはその新聞を取ってないけど、会社でもらってきてね、載ってることを知ったのよ。

それでね、テーブルに新聞をひろげておいたら、孫達がそれを見て、あっ、これ伊藤優さんだ、あそこのあじさんだって言って騒いでいたよ」

ふ~ん、誰も見ていないかと思っていたが見てくれた人があったと分かっただけで、嬉しくなりました。

| | コメント (0)

2006年4月16日 (日)

窯焼きのこと

1000010_aut_2 1000001_aut_2_1

以下は優さんから聞いたことです。

今度薪をやることになって思い出したことがあります。

お爺さんの代からの窯焼き屋なので、子供の時から窯の中で遊んで育ちました。

昔の窯は大きかったです。

その窯は石炭窯でした。

お爺さんが窯の焚口で石炭をくべているのを 普段の生活の中でいつも見ていました。

あの頃はメーターが無かったので、火の色を見て自分の目で温度を算定して窯を焼いていました。

今はメーターを頼りに窯を焼いていますが、昔は火の色を見ただけで温度を判断していました。

自分の感が頼りの昔の人は偉かったと思います。

陶芸の弟子入りをするために赤津の先生のところへ行きました。

そこも窯は石炭窯でした。

しかし、自分のうちの大きい石炭窯を見慣れていて、石炭窯とは大きいものなのだという先入観があり、初めて見る陶芸家の先生の窯はとても小さいものに感じられました。

その時は自分のうちにあるものより小さい窯であることに驚きました。

でも先生のところはすぐにその石炭窯から、ガス窯に変わりました。

そのガス窯は石炭窯よりもっと小さくなりました。

その頃は高度成長期で、どこの窯焼き屋さんも石炭からガスに変わりました。

修行時代、自分がそこで習ったことによりその小さい窯の大きさに慣れてしまいました。

今は自分のガス窯も小さいもので焼いています。

それで今回穴窯をやることになり、久しぶりに薪の窯を目の前にしたら、

とても大きいものなので

「えっー、こんなに大きい窯で自分はこれから焼くことになるのか」とあらためて驚きました。

慣れるということは怖いものですね。

30年前は先生の窯が小さいことに驚き、今は穴窯の大きいことに驚いています。

時代は変革していますね。

ガス窯で効率よく美しく焼くことに慣れてしまった今、

ガスでできないものを求め、

今度は昔人の素朴な温かい薪のやきものに挑戦することになったわけです。

天国のお爺さんはどう思って見ているのでしょう。

| | コメント (0)

2006年4月14日 (金)

瀬戸蔵に展示しました

1000002_aut_2 1000004_aut

今日は瀬戸蔵に搬入に行ってまいりました。

瀬戸蔵で4月15日~5月7日まで、街角ギャラリーセレクション「端午の節句展」が開催されます。

瀬戸市内178ケ所のギャラリーの中から、端午の節句をテーマとした作品をセレクトして、8ケ所のギャラリーが展示するということでした。

うちは「おくどさん」を展示させていただきました。

お母さんがおくどさんで薪を燃やしながらご飯の支度をしています。

その横で子供が「お母さん、ご飯まーだ?」お茶碗を手に食事を待ちかねています。

昔はどこのおうちでもそうであった風景がやきものになっています。

私が好きな作品の一つです。

展示期間が長いですので、皆様ぜひ見にお出かけください。

瀬戸蔵2階市民ギャラリーに展示されています。

| | コメント (0)

2006年4月 8日 (土)

窯の横

1000005_aut_2_1 穴窯に行ってきました。

今日は寒い日となりました。

窯の横は沼地です。

今は水が少なく葦がいっぱい生えています。

これから夏になれば蛙の鳴き声が聞こえてきますし、鳥も飛んでくることでしょう。

そのような自然環境と上手く解け合って、窯を焼くことをしていきたいと思っています。

| | コメント (0)

2006年4月 5日 (水)

穴窯の始まりはお葬式から

1000006_aut

穴窯をやることになった最初のきっかけは、お葬式からでした。

優さんが陶芸の弟子入りをした先生が、昨年高齢でお亡くなりになりました。

葬式に出かけた時、優さんは偶然ある方に出会いました。

その葬儀場は駐車場がいくつもあり、たまたまその日、魔が差したのか

いつもと違う道を通り、いつもと違う駐車場に車を駐車しました。

そこで、もうかれこれ30年くらいお会いしていない方にバッタリ出会いました。

最初はお互いに驚きましたが、話すうちに30年のブランクがすぐに消えて

しまったそうです。

優さんの先生は35年前に穴窯を築き、毎年焼き続けていました。

でも先生が亡くなってしまった今、後を継ぐ人がいなくなってしまいました。

お葬式で偶然会ったその人は窯場の管理関係の方だったのです。

お葬式が終わるとしばらくして、その方と管理関係の社長さんがうちへ来られ、

「あの窯をこのまま朽ちさせるのは先生の意思を無駄にしてしまうことになります。

よかったら弟子であったあなたが後をやりませんか」と言われました。

そのような思ってもいなかった申し出を受けて、最初は驚きました。

ですが、優さんが引き続きやることが供養にもなると思い、先生の残した穴窯を

やることになりました。

人と人との出会いというものは、摩訶不思議なものがあると思います。

先生の葬式でその方に偶然お会いすることが無かったならば、優さんが

穴窯をやることにはならなかったと思うからです。

その方も「あの日あの場所で優さんに偶然会わなかったなら、穴窯の話が

このように進まなっかったかもしれません。葬式で亡くなられた先生が

天国から導いてくださったとしか思えませんねえ、合掌ですね」と感慨深げに

おっしゃいます。

今年になって穴窯をやることが正式に決まってから、現地を見に行きました。

およそ30年ぶりにその場所に立つことになった優さんの気持ちは如何ばかり

だったでしょう。

昔、最初にその場所に穴窯を作ることになった時に優さんも何度か足を

運んだそうですが、そこには何もなく削られた土ばかりだったといいます。

それがどうでしょう。

時移り、その時は何もなかったところに木が何本も生えそれが何メートルにもなり、

草が茫々に生えていて、過ぎ去った月日の長さを感じずにはいられませんでした。

先生はここ数年窯を焼くことはなく、荒れたままになっていました。

「まずは草刈からだねえ」と鎌を2本買って現地におもむきました。

こうした経緯で穴窯をやることになりました。

| | コメント (0)

2006年4月 3日 (月)

窯の屋根

1000013_aut_2

お天気が回復したので穴窯に行ってきました。

今日は風が強い日になりました。

草っ原に長く立っていると何か飛んできそうで、ビュンビュン吹いてくる風に吹き飛ばされそうでした。

窯の屋根のトタンが永い年月の間に相当傷んでいて、気になるところです。

ほうっておくと雨漏りで窯が壊れてしまうので、トタンをはることにしました。

大工さんに見積もりを頼みましたが、想いのほか高かったのでお客様に相談すると

「そんなことなら自分が誰かに頼んで手伝ってやるよ」と言ってくださったのでお願いすることにしました。

3月は例年より寒かったし雨も多かったので、工事はできませんでした。

なかなか工事は始まらず、窯を見るたびに(どうぞ、雨がたくさん降りませんように)と祈るばかりです。

窯場に行くたびに楽しみにしていることが一つあります。

窯場の一角に「たらの芽」が数本生えています。

寒くても風が強くても季節になれば、芽が出てきて成長しています。

強いね。

| | コメント (0)

2006年3月31日 (金)

穴窯のシート

穴窯のシート

窯の横にテントみたいな小屋が建っています。

その建物の屋根を覆うシートがみすぼらしく傷んでいました。

取り替えないともたないので、運送屋さんにトラックの荷台に被せるシートをもらってきました。

もらったシートは大変重たくて50キロくらいありました。

二人では重くて重くて持て余しました。

シートは雨ざらしで濡れていたので、引っ張って山の斜面に何日も広げておきました。

それが晴天でやっと乾いたのでたたみに行ってきました。

シートは長さが12メートルもあり、広げたらにわかスキー場のようになりました。

さすが、12トン車のシートは大きい、大きい。

青いシートの向こうの方にみえるのが、窯の煙突です。

| | コメント (0)

2006年3月28日 (火)

最初の薪は鳥居だった

0603torii_1

「これこれしかじかで薪の木が必要になりましたので、お願いします」と植木屋さんに頼んでおいた。

てっきり堅木の木がくるものと思っていたが、一番最初に届いた木は、なんと稲荷さんの鳥居の木だった。

「なんで鳥居なわけ?」と尋ねると

植木屋さんいわく

「自分は今、地元のお宮さんの氏子総代というお役をやっていて10年に一度鳥居を替えることになっている。

ちょうど今年がその年だったので、鳥居の廃材がたくさん出た。

神主さんに相談したら、一部持っていってもいいよと言われていただいてきたよ」と言われた。

優さんの日課は朝陶房に出勤してきて、まずは神仏に手を合わせ周りを塩で清めてから一日が始まる。

そして仕事が終わると、神仏に一時間くらいおまいりして一日が終わるという生活をしている。

優さんが「この鳥居も神仏からのいただきものかなー」と言っていた。

いただいた時はとても驚いたけれど。

| | コメント (0)

2006年3月27日 (月)

穴窯事始

ご縁があって、この度穴窯を焼くことになりました。
それは陶房から車で20分くらいのところにあります。
比較的近場にあるので助かります。
さてさてこれからいかなることになるのでしょか。
期待と不安が広がっています。

| | コメント (0)