カマキリの出没
昼間は秋の爽やかな陽気だったのに、夕方になったら雨が降り出してしぐれてきました。
これからじりじりと寒さに向かっていくのでしょう。
ちょっとにっこりです。
午後、小学生二人組が帰り道、陶房の暖簾の前で地面を見つめて何か言っているのが聞こえてきました。
「残念だったねえ、今通った車にひかれたらよかったのにね」
(何のことかなあ)と外へ出ると、カマキリがペタンとなって道路にへたっていました。
「ひかれたらいい」と言っていたのはカマキリのことでした。
「又車が通ってカマキリがひかれるかどうかここで見ていようよ」
と、男の子と女の子は相談していました。
私「ねえ、もう死んでいるみたいなのに、その上まだひかれるところが見たいの?」
小学生「うん、見たい」
私「残酷だねえ、しばらくの時間ここにいてまだ大丈夫?塾はないの?」
小学生「あっ、忘れてた。英語に行くんだった」
と二人ともカタカタとランドセルを鳴らして慌てて駆け出していきました。
会話を聞いていると、かわいい顔して残酷なことが平気みたいなのででびっくりです。
寒くなってきたので、カマキリもついフラフラとおもてに出てきてしまったようです。
ご愁傷さまでした。
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